日本と海外では「実家暮らしをする若者」に対する人々の考え方が大きく異なることを知ってましたか?
ヨーロッパ出身の彼によると、ヨーロッパでは大人になって実家暮らしをしてる人を「社会の恥」と見る傾向が強いらしく、たくさんの日本人が社会人になっても親と暮らしてる現状に驚きを隠せないようです。
そこで日本と海外では実家暮らしする若者(18〜34才)の割合がどれだけ違うのか…実際のデータを見つつ考察してみました。
日本とアメリカとヨーロッパのデータ比較
未婚の若者(18〜34才)の親との同居率はこのようになってます。
\ジャジャン!/
データ出典:日本(国立社会保障・人口問題研究所)
アメリカ(Per Research Center)
EU(eurostat)
日本では実家暮らしをする若者の割合が女性78%・男性74%と圧倒的に高いです。

日本人の若者の約4人に3人が実家暮らしという驚きのデータ!
それに対してアメリカとヨーロッパでは「近年親と同居する若者が増加中!」と言われているにもかかわらず、数字は40%を下回ってます。
日本の真逆で4人に1人が実家暮らしをしてることになりますね。
※ヨーロッパは国毎に割合にバラツキがあるので詳しく見たいという方はEurostatにて見て頂けます。
ヨーロッパで実家暮らしする若者はどう捉えられてる?
親と暮らす若者の割合が30%と低いギリシャ出身の彼に、ヨーロッパでの実際の状況を聞いてみました。

ヨーロッパでは大学を卒業すると同時に自立することが多いの?

高校卒業すると同時に親元を離れることが多いんだ。遅くても大学卒業までにはやっぱり絶対だね。
ほとんどの人が大学に進学するを機に親元を離れるらしく、大人になって稼ぎがあるのに親元で暮らすのに抵抗があるようです。

親と暮らすなんて絶対ヤダ!
先ほどの数字を見てわかるように18才を超えて親と住むのが少数派なヨーロッパでは「大人の実家暮らし」に対する社会の目が日本よりも厳しいものであることが関係しています。
日本でも「親のスネをかじる」という言葉があるように、大人になっても親の元で生活をしていることをあまり良く捉えない傾向がヨーロッパにはあるように感じます。

僕の地元で「実家暮らし」は日本でいう「漫喫暮らし」くらいの感覚なんだ。
※あくまでも彼個人の意見です。
おわりに…
日本 VS アメリカ・イギリスでこんなにも若者の実家暮らし率が違うのは、実家暮らしの若者に対する「社会の目」にあると私は考えます。
ヨーロッパ出身の彼と話していて面白かったのは、「ひとり暮らしできるくらいお金稼げるようになったら親元を離れるんだね?」と聞いたら「You don’t wait until you can afford living by yourself! You gotta afford it:P」と言われたことです(笑)

最後まで読んで頂きありがとうございます!