「歯科矯正」というワードを聞いただけで、痛いの?どのくらいお金がかかるの?とたくさんの質問が浮かぶと思います。

そんな歯科矯正についてまだなにも知らないけど色々気になる!という方に読んで欲しい記事です。
実際に2年半の歯科矯正を終えたこの私が、初心に戻って歯科矯正の気になる疑問に答えてみました。
※あくまでも私の経験上の話ですので、これが絶対ではないことをご理解ください。
目次
劇的ビフォーアフター画像
まず、私が歯科矯正をする前の写真と今の画像をご覧ください。

こう比べてみると別人だわ!(前髪の変化は無視してくださいね笑)
笑った時の印象がガラリと変わりました。 見事なスマイルラインが誕生して心の中でガッツポーズしています(笑)
歯科矯正の費用は?
個人的に歯科矯正で一番ネックなのはやはりその費用。
お手軽な値段で出来るもんならやらない理由がないくらいですよね。
矯正にかかるお金はどこの歯科医か、歯の状態、そして矯正装置の種類などによって差はもちろんありますが、保険適用外なので割高な傾向にあります。

私の場合はトータルで65万円程かかりました。
費用の高さが日本人の歯科矯正を受ける率が低さの原因であると私は考えています。海外(主に欧米諸国)では保険でカバーできる場合が多いらしいです。
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歯科矯正の期間は?
元の歯の状態によって左右されるので矯正にかかる期間は個人差が大きいです。
私の場合は上の写真を見て分かるように、かなりのガタガタ+八重歯だったので矯正装置をつけて外すまで2年半かかりました。
矯正装置を付ける前にもカウンセリングをしたり歯を抜いたり(下で詳しく説明)しているので、歯医者を初めて尋ねた時から考えるとトータルで2年10ヶ月程でした。
痛みはあった?
歯科矯正には「痛み」が付き物。
口が裂けても痛くないよ〜とは言えません。
ただ綺麗な歯を手に入れられるというゴールあっての痛みだというのと、2年半ずっと四六時中痛いわけではないので耐えられます。
2年間半矯正装置を付けていましたが、実際に痛みを感じていたのは体感的に15パーセントくらいの時間だったと思います。

特に最後の1年は痛みを感じることはほとんどなく、矯正装置をつけていることを忘れるくらいでした。
痛かった瞬間ランキングを付けるとしたらこうなります。
1位 初めて矯正装置をつけた時
初めて矯正装置をつけた瞬間から数日・24時間、歯に圧力がかかりとても痛かったです。
ソフトクリームのコーンでさえ歯に触れるだけで激痛だったのを今でも覚えています。

逆に最初さえ乗り越えれば私的にこれ以上の痛みは無かったですよ!
2位 毎月の矯正メンテナンス
月に1回、歯医者を訪れて矯正装置の緩くなったワイヤーをきつく締め直してもらうのですが、これがまた激痛。

月一の歯医者通いが憂鬱でした。
3位 ゴム掛け
上と下の歯の噛み合わせを正すためにゴムを掛けるように指示されたのですが、これがジワジワと歯に圧力をかけてくるのでかなりの痛み(+違和感)でした。
見た目はどうだった?
私が付けていた矯正装置は白いワイヤーを利用した目立ちにくいタイプのものだったので、矯正装置自体の見た目が悪すぎて悩むことはありませんでした。

遠くから見たり、写真を撮ったりする分にはガッツリ矯正してる感が無くてストレスフリーでした。
周りの人もそれほど気にしていないようで、「矯正してるんだね!」と声をかけてくる人はゼロに近かったです。
でもそんな私が唯一見た目で悩んだのは「ゴム掛け」でした。
ある程度歯が揃って来ると歯の噛み合わせを直すために上の画像の透明のゴムを歯に引っ掛けるように指示されるのですが、このゴムの見た目がもうとにかく悲惨。
上下の歯にゴムを掛けるので喋るとビヨーンと白いゴムが見えてしまうので人前で喋るのが億劫でした。

この白いゴムを装着してたら、一度「えのき付いてるよ」と言われたこともあります涙
見た目で一番しんどかったのは?と聞かれたら、間違いなく「ゴム掛け」と私は即答します。
日常生活への支障はあるの?
矯正を始めたら数年間・毎日24時間身に付けるものなので、日常生活にどのような支障があるのか知っておきたいところですよね。
食事
食事で困ったことといえば、初めて矯正装置を付けた時に硬いものが食べられなかったというのと、 最初の1年くらいは月一のメンテナンスの後に歯が痛み食事が思うように出来なかったくらいです。
それ例外の期間は噛み切るのが大変なイカのゲソ揚げやポテトチップスなど硬いものも問題なく口にしていました。
ただひとつだけ矯正をしている間一度も食べなかったものがあります。

カレーを2年半の間食べていません!笑
カレーを食べると矯正の装置が黄色く着色されて取り返しのつかないことになってしまうからです。
カレーが何よりも大好き!という人には少ししんどいのかもしれません(汗) あと「痛み」以外で厄介なのが食べ物が歯と矯正装置の間に詰まりやすいということです。

ニラやほうれん草が矯正装置にびっしりと挟まるんです!
それなので常に歯ブラシセットを携帯して食後の歯磨きが絶対に欠かせませんでした。
発音
矯正装置をつけると喋りにくそう…と思っている人も多いかと思いますが、喋りにくいな・うまく発音できないなと感じたことはあまり多くありません。
強いていえば、「ゴム掛け」をしていた期間は舌を歯の間に挟むことが難しくなるので英語の「th」発音などは難しかったです。
でも長い間つけていると慣れるので、発音に関してはそれほど心配する必要はないと個人的には思います。
抜歯はどうだった?

あなたは顎が小さすぎるので歯を4本抜いてもらいます。

は、はい。抜かないとダメなんですか?

ダメです。ついでに下の歯の親知らずも2本抜いてくださいね。

うわ〜歯を6本も抜くなんて怖すぎる。
というわけで私は矯正をするにあたって親知らず2本を含む6本の歯をを抜くことに…
犬歯の後ろの歯を上下2本ずつ抜きその空いたスペースに残りの歯を綺麗に並べるので、避けては通れない道でした。
部分麻酔をしてくれるのは良いのですが、その麻酔を針で歯茎に刺すので「麻酔自体が痛い」という異常事態を経験。
歯はペンチで掴んで大胆に抜かれました。
麻酔が効いていたので痛みは無いのですが、歯を引っこ抜かれ、「歯ってこんな簡単に抜けるんだ〜」なんて思ったのを覚えています。
家に帰り麻酔が切れてくる頃になってジンジンと痛みはじめたので、もらった鎮痛剤を欠かすことなくその後2日くらいは飲み続けました。
抜歯なんて誰も好んでしたくないですが、歯や顎の形によっては矯正をするにあたって抜歯が必須になる場合があります。
あの痛みを思い出しても、矯正が終わった今となっては「やって良かったな」と思えるので大丈夫です。 綺麗な歯並びを手に入れる為だと思えば誰でも乗り越えられるはず!
2年半の矯正を終えて思うこと
2年半の矯正を終えて意外にも「もう終わったんだ」と実感が湧かない自分がいます。
でも鏡に映ったまるで自分のものだとは思えない程に整った歯並びを見るととても嬉しくて、2年間半頑張って良かったと心から思えます。
(※矯正装置が外れた後に付けるリテーナーを装着しています)
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おわりに…
まだまだこれから数年間リテーナーと呼ばれる後戻り防止装置を付けての生活となりますが、ひとまず矯正のブラケットが外れて一段階ついたので、私の2年間半の歯科矯正の体験を総まとめしてみました。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
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