「なんで英語喋れるの?」とよく聞かれる事があります。
そしてそれに対する答えは「海外留学してたから」でも「帰国子女だから」でもありません。私には英語漬けの高校生活を送ったという今だからこそ誇りに思える過去があります。(当時はガリ勉だと思われていないかと内心怯えていました。笑)
そんな私が英語力を0から100まで英語力を伸ばすことに成功した高校3年間の間に自宅で行なっていた少し変わった英語学習法をまとめた記事を以前書いた事があります。
ちなみにその記事がこれ▽
その記事で紹介した私流の英語学習法のひとつに ツイッターで英語でひたすら呟くという方法があります。
一見意味が分からないかと思いますが、ツイッターは英語をアウトプットする機会が無かった私にとって英語を使う唯一の場所でした。ひたすら日々の出来事や思ったことを独り言のように英語で呟いて英語を練習していたんです。
高校を卒業すると同時に大学では実際に英語を使う機会が増え、そのアカウントは放置ていましたが、先日ツイッターを眺めていたところ、その英語ひとりごとアカウントを発見しました。
\デデーン/
ツイートを見返してみると、見苦しいほどの英語の間違いが見つかりショックを受けると共に、5年前の自分の英語力はこんなにも酷かったのかと衝撃を受けました。
せっかくなので、本記事にて過去の自分の恥ずかしい英語の間違いツイートを一挙大公開しつつ、添削してみたいと思います。
私の失敗から学ぶも良し、勇気付けられるも良しです。是非お楽しみください。
目次
① to + 過去形
初っ端からすごくお恥ずかしい間違いを犯しているツイートです。何が間違っているのかもうお気づきでしょう。「寝る時間だ〜」と言いたいところを「寝た時間だ〜」ともう訳が分からなくなってしまっています。
自分が何を考えて過去形を投入したのかは全くの謎です。
▷正しくは「It’s time to go to bed.」です。不定詞【to】の後に過去形は繋がりません。
② be smile?
これもなかなかの間違いではないでしょうか。「皆に優しくするぞ、笑顔でいたい。」と言いたいところを「皆に優しくするぞ、スマイルになりたい」と言ってしまっています。
▷これを言い換えるなら「I wanna be smiling.」が良いかなと思います。
③ foodが複数形
このツイートを見た率直な感想は「惜しい!」です。foodは数えられない名詞なので複数形にしてはアウトなんですね。
聞いたところによるとネイティブスピーカでもこの間違いを犯す人は結構多いらしいです。まあ、文法的に間違いなのは確かですが…
▷正しくは「I ate a lot of delicious food」です。ひとつだろうがたくさんだろうが関係なくfoodのまま変わる事はありません。
④動詞が無い
「惜しい!」続きでもうひとつ。なんかもう可哀想な気分になって来ました(笑)私が何を言いたかったのか皆さんお分かりでしょうか?
目を見開いて置くという意味の「keep one’s eyes open」という熟語を使いたかったのでしょうが、一番肝心の同士を忘れるという致命的なミスを犯しています。
▷正しくは「I can’t keep my eyes open!」です。
⑤疑問文が作れていない
「なんで私は今日こんなに眠いの」と言うところを「私が今日とても眠い訳」と言ってしまっています。疑問文を作るときは疑問詞とbe動詞を入れ替えるという中学生レベルの文法の間違いをやってしまっていますね。
▷正しくは「Why am I so sleepy today?」となります。
⑥ 冠詞が無い
冠詞(a, an, the)をつけ忘れるという日本人がやりがちな間違いを、私も頻繁にやっていたようです。日本語には名詞の前に何かを付けるという感覚がないので、つい忘れてしまっていたのだと思います。
▷正しくはそれぞれ「It was a great movie!」と「That’s sort of a good idea.」です。
(sort of a good ideaって何?って感じではありますが、分の不自然さは無視しておきます。)
⑦過去形が不自然
このツイートで私は「テスト終わった〜」と言いたかったところを、過去形を使って「テスト終わってた」と言ってしまっています。
▷正しくは「The test is over.」となります。もしくは現在完了形を用いて「I’ve just finished with the exam.」と言えば良いでしょう。
⑧過去形と現在系が混在
⑨冠詞に使い方
このツイートには2つの間違いがありますね。(文がとても不自然なのは触れないでおきます。)まず前半の文を見てみると、「I want to go to England if I had enough money.」と一つの文に現在系と過去形がごちゃ混ぜになってしまっています。
「もしお金があっらイギリスに行きたかったな〜」と日本語で言う事は出来ますが、英語において時系列は必ず統一しなければいけないんですね。
▷正しくは「I want to go to England if I have enough money.」と現在系に統一するか、「I wanted to go to England if I had enough money.」と過去形で統一するかどちらかになります。
そして後半の文を見てみると「That’t the where I want to visit…」とあります。5年前の私がいかに冠詞【The】の使い方に苦戦していたかが伺えますね。
▷正しくは「That’s where I wanna go.」とシンプルにTheを抜けば問題解決です。
⑩go to home?
goと一緒に使われる時にtoを付けない名詞がいくつか存在します。homeはそのうちのひとつです。なので「go to home」と言う事は出来ません。
例)downtown, out, back など
▷正しくは「I’m going home.」となります。
結果
5年前の自分の英語ツイートを添削してみた結果、自分自身の英語力の伸びを改めて実感しました。過去の自分が犯した間違いを添削するなんて、とても良い気分です(笑)
今では英語で彼とコミュニケーションを取るようにまでなった私ですが、5年前の私はというと…
・字幕が無いと洋画が見れなかった。
・単純な文法を理解していなかった。
・たくさん間違いを犯していた。
こんな感じだったんですね。ただひとつ昔のツイートを読んでいて思ったのは、「英語が好きだ」「英語を流暢に話せるようになりたい」という熱意だけは凄かったという事です。
私から英語学習者へアドバイス
そんな過去の私から今の私が学んだ、皆さんに伝えたいメッセージは2つ。
①最初からパーフェクトな人は居ない。
英語を流暢に話す人を見ると「私もあんな風に喋れるようになりたいな。」と羨ましく感じてしまいますが、それは努力あっての結果の姿です。当たり前ですが、最初からパーフェクトな人なんて居ません。
他人と比べる事なく「英語を喋れるようになりたい」という一心でコツコツと努力をしていればいつか英語を流暢に話せるようになる日はやってきます。
②間違いを恐れずにアウトプットしよう。
英語学習において、本当に一番もったいないのは間違いを恐れてアウトプットを怠る事です。間違える事で学べる事はたくさんありますし、アウトプットをする事で得られるメリットは間違いを犯した時に感じる恥ずかしさを遥かに上回ると私が保証します。
アウトプットをする為、そして自分の英語力の成長記録の為にも是非皆さんも英語でツイートして見る事をお勧めします。詳しくはこちらの記事にやり方を書いています▽