ひとつ前の記事において、私がヨーロッパ出身の彼の交際初期に受けたカルチャーショックについて語りました。私たちが付き合い始めた頃を思い返すうちに、ひとつの疑問が浮かび上がりました。

彼は日本人の私と付き合って、どんなカルチャーショックを受けたんだろう?
国際恋愛をしていると、自分が相手に受けたカルチャーショックばかりについ注目してしまいがちです。これを良い機会に、彼が私との交際初期に受けたカルチャーショックについて探ってみる事にしました。

私と付き合って受けたカルチャーショックって何があった?

うーん、もうずっと前だから忘れちゃったな〜、少し時間ちょうだい。考えてみるよ〜。
そう言いつつも一生懸命に考えてくれたので、それらを紹介していきます。
目次
①告白に戸惑った。
私たちは付き合い始める前に、カフェにて「日本とヨーロッパの恋愛に関する文化の違い」について話あう機会がありました。
今になって思い返すと、
彼:「付き合う前にあんな事を深く話し合って変だったよな。」(真顔で)
私:「付き合う前に、恋愛の文化の違いについて話し合って良かった♪あれは楽しかったわ〜。」
と完全に意見が食い違っていますが、その時に私が彼に伝えた日本の告白文化に彼は大きな衝撃を受けたそうです。

告白をするなんてなんだか小学生みたいな気分になる。
告白をしなくても、フィーリングで付き合っているのか否か分かるという風習の文化出身彼にとって、告白は「なんでわざわざする必要があるの?」という風に映っていたのだと思います。
しかし、私が「なんで?なんで告白しないで付き合ってるか分かるの?」と質問責めにした甲斐あって、最終的に彼は私にプチ告白をしてくれました(笑)
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②何枚も服を着すぎで驚いた。
これは完全に個人的なファッションの好みも含みますが、私は夏でも下着の上に一枚キャミソールを着てからTシャツなりのトップスを着ています。
下着が透けてしまうのを防ぐ為にキャミソールをシャツの下に着る事は、日本では至って普通だと思います。
ある夏の日、私が「暑い〜」と言っていると彼がこう言うのです。

なんでこんなに暑いのに、Tシャツの下にキャミソールを着てるの?だったらTシャツ要らなくない?
その発言に、私もカルチャーショックを受けました。
今考えてみると、確かに海外ではキャミソール一枚を着こなしている女性がたくさんいるので、それを基準に日本人女性のファッションを見ると「何でTシャツの下にキャミソールを着てるんだ?」となるのも納得です。
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③水の代わりにお茶を飲むのに謎めいた。

Photo by Drew Coffman on Unsplash
今では彼自身も好んで緑茶を飲んでいますが、付き合い始めた頃(日本に来て間もない頃)は違いました。
彼にとって、一番スタンダードでよく飲む飲み物といえば「水」です。
①水 (一番スタンダード)
②それ以外の飲み物
彼はこの様に考えていた為、水の代わりにお茶を飲んでいる私の姿を見てカルチャーショックを受けたそうです。食事の際に水の替わりにお茶が出される風習が理解出来ず、わざわざお水を毎度もらっていました。
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④夜シャワーの徹底さが厳しすぎた。
彼が私の夜にシャワーを浴びる習慣の徹底さに驚いたと言いました。確かに私は一度も好んで朝にシャワーを浴びたことがありません。どうしても体を綺麗にしてから寝たい欲がある私の姿を見て、少し異常に感じたみたいです。
というのも、彼曰く海外では「シャワーは浴びれればいつでもいいじゃないか」という考えが強く、シャワーを浴びるタイミングを日本人ほど気にしない傾向にあるそうです。
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⑤床に座っている姿に仰天した。

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これは私が受けたカルチャーショックのひとつでもあるので、聞いた瞬間「やっぱりな〜。」と思いました。詳しくは私が受けたカルチャーショックの記事にて語ったので、多くは語らないでおきますが、簡潔に言うと私と彼との間には「床」に対する考え方に大きな差があります。
私がなぜ床に座ることを好むのか、コタツが好きなのかを彼は全く理解できないそうです。

なんでソファーがあるのに、あえて床に座るなんておかしい。床に座るのが心地よいなんて冗談でしょ〜?
⑥外出先で靴を脱ぐのは理解できない。
よく日本の家で靴を脱ぐ文化が外国人から指摘されますが、忘れていけないのが「日本人は外出先でも靴を脱ぐのが好き!」ということです。
椅子に座る時間が長くなると、私もついやってしまう癖です。カフェやベンチで靴を脱いでいる人を見かけても日本人だったらおそらく何とも思わないでしょう。しかし、靴を脱ぐ習慣のない外国人はこの光景に仰天してしまうようです。

ヨーロッパで外出先で靴を脱いでいる人なんて一度も見たことが無い。何で日本人がカフェやベンチで靴を脱ぐのか全く理解が出来ない。
確かに彼が外出先で靴を脱いでいる姿を見たことはありません。
私が受けたカルチャーショックと比較
私が受けたカルチャーショックのリストはこちら。
②いつも手ぶらの彼に違和感。
③体温が高過ぎて熱かと疑う。
④「床」の捉え方の違いに驚く。
⑤朝シャワーに慣れない。
④の床と⑤のシャワーは見事に、私と彼がふたりとも経験していたカルチャーショックだったという事が判明しました。そのほかに関してはお互いがお互いの当たり前に受けたカルチャーショックだったので、相互では無かったようです。
最後に…
彼が私と付き合って受けたカルチャーショックについて深掘りしてみて、「やっぱりな〜」と感じるものもあれば予想外のものもありました。
いつも自分を中心に国際恋愛におけるカルチャーショックについて考えてしまいがちな私にとって、視野が広がる良い機会となりました。
皆さんもパートナーに「私と付き合って受けたカルチャーショックは何?」と質問してみると楽しい結果が得られる可能性大です