ヨーロッパ出身の彼が日本に住み始めてから、2年半という月日が経ちました。
日本といっても彼はずっと東京に住んでいます。
そんな東京しか知らない彼が先日大阪を旅行で訪れ、旅行終盤に彼はこんな事を言っていました。

初めて大阪を見て今までずっと自分が「日本」だと捉えていたのは「東京」だと気づいたよ。
東京と大阪の違いがあまりにも大きかったために、東京を基に築いた日本のイメージが大きく覆されたという訳です。
そんな東京しか知らなかった彼が、初めて大阪を訪れて気が付いた東京と大阪の違いをまとめました。
海外の友達を大阪か東京どっちに連れて行こうか迷っている…そんな方は、是非参考にして頂けたらなと思います。
※全て私と彼の主観に基づいております。これらが全てという訳では無いことをご了承ください。
大阪は東京と比べて…?
目次
①ローカルな飲食店が多い
彼は大阪には東京と比べてより多くのローカルなレストランがあって良かったと言います。
東京ではチェーン店が町中を占め、私たちが普段食事をするレストランの多くがもっぱらチェーン店です。
しかし、大阪ではたくさんの個人営業の飲食店を見かけ、実際にローカルなレストランや屋台での食事を楽しむことが出来ました。
地元ならではの料理を安く食べられると喜んでいました。
②知らない人にもフレンドリー
大阪に数日滞在している最中、知らない人に話しかけられるという出来事が数回ありました。
ひとつ例を挙げると、ある駅止まりだった電車に気がつかず乗っていたら、知らないおばさんが笑顔で私達に手招きをして「降りて〜」と誘導してくれたのです。
東京住みの方はお分りいただけると思うのですが、東京では滅多に知らない人に話しかけられるという事がありません。
その為、大阪の人が赤の他人の私たちにもフレンドリーに話しかけてきた事に彼は大変驚いていました。
③ジョークを使いこなす
私が店員さんと会話をしている姿を見た彼は、大阪での方が店員さんとの会話が自然で楽しそうに見えると言いました。
それもそのはず、大阪の店員さんはお客さんに普通にジョークをかましてきます。
彼に店員さんが面白いジョークを言ってくるよと伝えると、東京ではあんまり見ない光景だねと言われました。
④街全体が忙しくない
彼曰く東京23区と比べて、大阪の街全体が落ち着いて見えるそうです。東京と比べて高層ビルが少なく、空いている印象を受けたようです。
⑤食べ物がとにかく美味しい!
これは文句なしに、彼が一番気に入ったポイントです。大阪の食べ物が美味し過ぎてつい食べ過ぎてしまいました。
もともとたこ焼きやお好み焼きは外国人に高い人気を誇っています。彼もそのうちのひとりで粉物が大好きです。
そんな彼にとって、たこ焼きとお好み焼きの本場の地である大阪は食べ物の天国だったようです。
たこ焼きのレストランや屋台が町中にあり、様々な種類が東京よりも比較的安く食べられるという事で彼は大喜びでした。
⑥東京よりもカジュアル?
東京と比べて、大阪の人は服装や持ち物を含め全体的にカジュアルだと彼は言いました。
東京ではオシャレや髪型にすごく気を使ってそうな女子、そして男子をたくさん見かけるけれど、大阪の若者は比較的カジュアルな服装をしている印象を受けたようです。
これは悪い意味では無く、カジュアルに着こなした若者を見て彼は「母国を思い出す」と言って喜んでいました。
⑦エスカレーターの立ち位置に混乱
エスカレーターでの立ち位置が東京と大阪では逆な為、東京スタイルにすっかりと慣れた彼は大阪で皆が右側に立っている姿を見てすごく混乱していました。
おわりに…
全体的に見て、彼は初めて訪れた大阪を大変気に入りました。
彼に大阪のマイナス面も敢えて挙げるように話をしましたが、絞り出して以下の3つ程でした。
- 電車の券売機が古い
- 観光スポットが東京と比べて少ない
- 東京のような厳密なルールが無い
これらは本当にマイナーな点なので無視しても良いくらいだと思っています。
また、屋台が並んでいて、食べ歩きが出来る大阪の街並みは、母国の雰囲気にどことなく似ているそうです。
今回の大阪旅行は日本で東京しか訪れたことの無かった彼にとって、「東京」が日本の全てでは無いことを改めて学ぶ良い機会だったと思います。