私たちが普段使う日本語には、たくさんの外来語が存在します。
コーヒーやケーキなど、英単語がそのまま日本語として使われているケースも多いですが、英単語を日本流に省略して使っている場合も多く存在します。
そのような日本流に省略された外来語は、日本において一般的に使われている為、省略されるる前の英単語を考える機会は普段なかなかありませんよね。
知ってそうで意外と知らない、日本語流にアレンジされた外来語を見ていきましょう。あなたはいくつ知っていますか?
主に「侮辱する」という意味で使われるこの言葉。比較的新しい言葉なのではないかと思います。
これは「disrespect」という英単語が基になっています。つまり、「disrespect 」+「する」=ディスるとなった訳です。
英語にも、この英単語を短縮させた形の「diss」という動詞が「人の事をけなす・侮辱する」という意味を持つスラングとして存在します。
That person dissed me on twitter. (あの人にツイッターでディスられた。)
日本語のディスるとこのスラングはニュアンス的にほぼ同じと思って良いでしょう。
こちらもよく使われる言葉なので、一体何の略なんだろう?と一度は思った事があるのではないでしょうか。
NGは「No good」の略です。日本語では口頭でも文面でもよく使われる略語ですが、英語は全く見かけません。英語ではそのまま省略せずに、「No good」と言った方が通じます。
英語を話す方に実際に聞いてみましたが、NGという略語を見た事が無いと言っていました。
こちらは比較的シンプルで、「remote control」の各単語の前方をとって省略したものです。
と言っても英語でも省略され、「 the remote」などと呼ばれる事もあります。
日本語でマイクとして定着し過ぎているあまり、英語でもマイクと言うのではないかと思っているかもしれません。マイクも実は日本語流に省略された外来語だったのです。
私たちは「microphone」を省略してマイクと呼んでいるのです。
私はこの事実を知らなかった時に、TOEICでこの単語が登場して混乱した事を覚えています。テストにも出現する事がありますので、覚えておくと良いでしょう。
こちらは「air conditioner」を省略したものです。英語でこのように省略する事はありません。
元の英単語は「apartment」です。アパートは英語では通じる事のない、れっきとした和製英語です。
日本語にはたくさんの外来語が存在します。しかし、その多くは日本語流にアレンジされている為、基の外国語の原型を留めていない事が多いです。
このような和製英語を学ぶことによって、英語で和製英語を使ってしまった為に意思疎通が出来ないというシチュエーションを避けることも出来ます。
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