映画でよく見かける皮肉のこもった【エアークォーツ】とは?

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映画や海外ドラマで頻繁に見かける、ピースサインから指先を折り曲げてクイックイッと動かすハンドジェスチャーの意味を知っていますか。

これは日本では見かける事のないジェスチャーです。それもそのはず、このピースマークを2回折り曲げる動きは英語の「“ ”」ダブルクォーテーションを真似たものなのです。ダブルクォーテーションは、正式には誰かの発言を引用する際に用いる表記符号で、日本語でいうかぎかっこと同じ役割を果たします。

しかし、この辞書通りの用法とは少し一風違う用法が、日常会話の中で頻繁に使われています。逆に言えば、この誰かの発言を引用する用法が口頭の会話において使われる事はほとんどありません。

私たちがよく映画や海外ドラマで見かけるものも、他の人の発言を引用する目的で為されている訳では無く、皮肉のこもったユーモアの役割を果たしています。当記事では、そんな会話中に使われる【エアクォーツ】について例文を用いて解説していきたいと思います。

皮肉たっぷりのエアークォーツ

このエアークォーツを理解する上で重要なのが、サーカズムです。エアークォーツは基本のサーカズムとは多少用法が異なりますが、ニュアンス的にすごく似ていると私は思います。

【サーカズム】とは簡潔に言うと、あえて事実と真逆の事・自分が思っている事と真逆の事を言皮する皮肉や嫌味的ニュアンスがたっぷりのジョークを意味します。

※サーカズムについて詳しく学びたい方は、私が以前書きました記事をご覧ください。下のボタンをクリックでアクセスして頂けます。

サーカズムとは?

エアークォーツにおいてクォーテーションマークに挟む単語は、あなたが疑わしいと思っているものや事実だと信じていないものとなります。言葉で説明してもあまりピンと来ないと思いますので、ここで例文を使って一緒に考えてみましょう。

例文

A:Do you wanna eat MacDonald?

【マクドナルド食べる?】

B:No, I’m on a diet.
【いや~、今ダイエット中なんだよ。】
A:Yeah right, you’re on a “diet”.

【あ~そうだったな、「ダイエット」中ね。】

この会話における、皮肉を理解する事が出来ましたか。この会話において、エアークォーツが使われたことによってAさんがBさんのダイエットをからかっている事が伺えます。また、Bさんは本気でダイエットをしているのでは無いという事実も浮き彫りになります。

「何がダイエットだよ。昨日はピザを食べていたじゃないか。」とストレートに物を言わず、その本心は抑えて皮肉たっぷりに敢えて「今ダイエット中だもんね。」と言うユーモアなのです。それがサーカズム(皮肉のこもったジョーク)である事を、相手に面白おかしく伝える為にエアークォーツを用いてダイエットと言う単語を強調したという事になります。

最後に…

このエアークォーツの用法を理解しておけば、今後映画や海外ドラマで見かけた時に皮肉のこもったジョークを数倍楽しめると思います。日本語では使われる事のないジェスチャー、そして主流ではないユーモアだからこそ、洋画好きの方や英語を話す機会のある方はしっかりと理解しておきたいものです。

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