外国人彼氏が日本語を喋れなくて大変だと感じる場面3選。

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海外メディアにおいて『日本人は英語が出来ないから日本語を喋れないと日本では生きて行けない』と謳われる事が多いですが、実際は日本語を喋れなくても生きて行く事は可能だと私は思います。その為、日本で生活している外国人が皆日本語を話せるとは限りません。

私の彼もそのうちの一人で、日本語をあまり話せません。しかし、日本での生活に慣れてくるにつれて、スーパーでの買い物や交通機関を利用する事などにおいて日本語が話せない為に困る事は少なくなって来たように感じます。

そうは言っても、未だに日本語が話せないと不便だと思う場面に出くわす事もしばしばあります。外国人利用者の多い空港や観光地での外国語サービスはみるみるうちに進んでいますが、外国語が必要とされている場面の中には、日本人の私たちが案外見落としがちなものが実はたくさん存在します。そこで今回は、実際の体験を基に私と彼が『外国語サービスがもっと充実したら良いな』と思っている3つの場面を紹介したいと思います。

1.美容院

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私は彼が美容院に髪を切りに行く際、必ず一緒に同行しています。そして美容師さんと彼の間を取り持ちます。これが意外に大変です。何がどう大変なのか、ステップ毎に分けて紹介していきます。

ステップ1:彼の理想の髪形を把握する。

もともと男性の髪形の知識が全く無い私は、彼がどのような髪形にしたいのかを把握する段階から苦戦しています。彼はいつも理想の髪形の画像を私に見せて『ここは借り上げて~』『トップは長めで下の髪に被せたい。』と説明してくれるのですが、男性の髪形はやはりイマイチよく分かりません。男性の髪形を表すのにふさわしい英単語もよく知らないので余計に難易度が高いです。

ステップ2:彼の注文を美容師さんに伝える。

彼が私に伝えた注文を美容師さんに伝えなければなりません。『この写真のように、サイドは借り上げて、トップは眺めで被せる形にしたいそうです。』という様にいつも伝えていますが、美容師さんにとっても分かりにくいですし、説明不足だろうと思います。

ステップ3:美容師さんからの質問・提案。

これが意外に大変なステップとなります。私が美容師さんに伝えた事について質問と提案を受けます。それを彼に聞いて、美容師さんに伝えてと忙しいやり取りが続きます。頻繁に言われる事は、彼の髪質と頭の形がいかに日本人のものと違うかについてです。美容師さんが普段カットする事の多い日本人の髪質と頭の形と大きく異なる為、中には戸惑う方もいます。

また、美容師さんは日本で流行りの髪形やスタイルをお勧めしてくださるのですが、彼に聞いくと、『NO』と言うので提案をお断りする事も大変多いです。

一度、彼は前髪を斜めにかき上げたかったのにもかかわらず、前髪のようにジェルでセットされた事がありました。良かれと思ってやってくださったのでしょうが、彼はそれが気に入らず美容院を出た後にトイレに直行して髪形を直していました。そのトイレにて髪形をなおしている所を担当してくれた美容師さんに見られるという気まずい体験もしました。

2.入国管理局

入国管理局では、在留カードや在留ビザ・ワーキングホリデービザなど、日本に滞在する外国人には必要不可欠なやり取りが行われています。私の彼も、ビザの申請や更新の際に毎回お世話になる場所です。

外国人とやり取りをする事がメインのこの場所において、英語を喋れるスタッフが少ない事に本当に驚きました。ただ書類を提出するだけでなく、簡単な質問や会話をするので日本語が喋れない外国人にとってはすごく大変なのではないかと思います。その為、私は彼の付き添いとして毎回一緒に行っています。

3.書類

dkyfここでいう書類とは専門的なものではなく、銀行の口座開設やクレジットカード審査の書類等を指します。これらの書類は全て日本語で書かれている事は言うまでもありません。社内共通語は英語だと謳う某社の書類に英語が1文字も記載されていないのは少し皮肉に感じます。

全て日本語で書かれており、また日本語で住所や名前等を記入しなければならない為、日本語が不自由な彼にとっては大変な作業です。私が代わりに書いてあげればよいのではと思うかもしれません。ですが、そのような重要な書類に限って『ご本人様が記入してください』と記載があります。

一緒に居る時には隣で書類の説明をしつつ彼に記入してもらう事が出来ますが、離れている時は彼が私に送った書類の写真を基に、私がどこに何を記入するのか教えます。そして彼が記入した書類の写真を見て正しく記入できているか確認します。

彼と同じ境遇にいる外国人にとって、大変で面倒な書類記入。英語を日本語の下に記入したり、英語版を用意したりする事によって助かる外国人は多いのではないかと思います。

これらの彼の言い分は、文化の違いを如実に表現しており、大変面白いと思いました。

最後に…

冒頭でも述べたように、私たちの目につく所では着々と『グローバル化』称した外国語でのサービスが増えているように感じます。ここ数年で急激に、外国語での記載や外国語メニューの取り扱いが増えた事は大変うれしく思います。

しかし、日本人目線で見た外国語が必要とされている場面と、外国人目線から見た外国語が必要とされている場所は大きく異なると筆者は思います。外国人目線を大切にして、これからもっと外国人が住みやすい日本になるように願っています。

 

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