彼はヨーロッパから日本へきてもうすぐ2年になります。言葉も食文化も何もかもが大きく異なる日本という国に来て、適応する事に苦労した事は沢山ありました。しかし、日本での2年と言う月日が彼のヨーロッパでの生活習慣を大きく覆したのです。
そこで今回は、彼が日本に来て初めは苦戦していたけれど、今は当たり前のようにこなしている日々の習慣を紹介したいと思います。外国人のパートナーや友達がいる方は、『あるある』と共感して頂けるかと思います。
日本を訪れてすぐに私が気が付いた事、それは彼は常に水を飲んでいるという事でした。彼は水が一番好きな飲み物だと言っていました。喉が渇いたら『水』、食事の際も『水』と常に水を飲んでいるイメージが最初はありました。
私たちが付き合い始めからよく行っている和食レストランでは、食事の際の飲み物として暖かいお茶が提供されます。日本を訪れて間もない頃、彼はそのお茶に手を付ける事は無く、『水が欲しい』と言っていたので、毎回冷たいお水を店員さんにお願いしていました。
しかし、今現在彼は和食レストランで提供される暖かいお茶を食事中に飲めるようになりました。それも、おかわりをもらう程大好きなようです。また、家には緑茶が常備されていますし、のどが乾いたら緑茶を購入しています。何度も言うようですが、常にお水を飲んでいた彼がお茶を飲むようになった事にはすごく驚いています。
彼曰く、海外で喉が渇いた時に水を飲むのが一般的な理由は、水以外の飲料はとにかく甘い!からだそうです。海外のアイスティー・緑茶は砂糖がたっぷり入っているのです。
ですが、日本の緑茶は砂糖が入っておらず、健康的ですよね。その為、彼はお水の代わりとして飲むものとして緑茶が大変気に入っているようです。
【海外の反応】日本人は毎日お風呂に入る。~日本と海外の3つの違い~という記事において、以前日本と海外ではお風呂の習慣が大変異なるという事について紹介しました。彼がヨーロッパにいたころは当たり前のように、朝にシャワーを浴びていたそうです。
日本に来て間もないころ彼はこう言っていました。『夜寝ている間に汗をかくから夜にシャワーを浴びるのは意味がない。綺麗にリフレッシュした状態で一日をスタートしたい。』
しかし、今では彼は夜にシャワーを浴びています。自分でも何故夜にシャワーを浴びるようになったのかよく分からないそうです。
日本に住んでいると当たり前の事なのであまり普段注意を払う事はありません。しかし、日本における家庭ごみの分別は海外と比べて大変ややこしく面倒な場合が多いです。
確かに筆者がオーストラリアに滞在していた際にごみを分別していた記憶はありません。すべて一つのごみ箱に投げ込んでいました。それに比べて日本では、燃えるゴミや燃えないゴミを始めとしたたくさんの種類に分別する必要があります。
彼が日本に来て間もない頃は、全てのごみを一つのごみ袋に入れていました。分別しなければならない事を教えても、あまりその仕組みや必要性を理解できていないようでした。それが今では、きちんとごみの分別が出来るようになりました。2年という月日を経て成し遂げた大きな進歩だと思います。
日本で定食を頼めば必ず出てくる味噌汁ですが、外国人はスープを毎食飲む事に慣れていない場合が多いです。彼もそのうちの一人で、おかずと白米と一緒にスープを飲むという事に抵抗があったようです。
少し経ってみそ汁をなんとか飲めるようになった訳ですが、食事と共に飲むというよりは他の物を食べ終わった後、最後に一気に飲むスタイルでした。しかし、2年が経過する今、彼は無事に食事と共に味噌汁を飲めるようになったのです。
日本に来て間もないころは、ファストフードや洋食が日々の食事として欠かせなかったようです。日本食はさっぱりしていてどこか物足りなく感じていたのだと思います。しかし、今では日本食を好んで食べていますし、ピザやハンバーガー等の洋食を食べる頻度は少なくなりました。今では日本食を毎日食べる事にすっかり慣れてしまったと言っていました。