日本人が答えられない!外国人の日本語に対する面白い疑問5選。

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2年前にヨーロッパから日本へやってきた彼は、ほぼ独学で日本語を少しずつ学んでいます。まだまだ二人での会話は英語が主流ではありますが、日本語の単語も徐々に会話にあがるようになって来ています。

そんな彼は新たな日本語を学んだり、日本語の単語や文法について疑問に思う事があると私に質問をしてくれます。彼に頼られて大変嬉しく思っている筆者ですが、時に彼が尋ねてくる質問に驚かされたり、笑わせられたりする事があるのです。そして時には、返答に困るような難問を投げかけられる事もあります。

彼が日本語に対して抱いた面白い疑問を5つお届けしたいと思います。あなたならどう返答するか、実際に考えながら読んでみて下さい。

1.「お傘」って言える?

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「お菓子」や「お茶」等、丁寧に言う際に「お」を付けるという事を学んだ彼は、全ての単語の先頭に「お」を付ける事が出来ると思っていたようです。そこで、彼が傘のことを「お傘」と呼ぶのは正しいか私に尋ねてきたのです。

『傘をお傘って呼ぶなんて可愛いな~』と内心思いつつ、「お+傘」は日本語として不自然である事と、「お」を付けて丁寧語に出来る単語は限られているという事を彼に教えました。

しかし、改めて考えてみると「お」を先頭に付けて丁寧語として成り立つ単語と成り立たない単語の区別が実は難しいという事に筆者は気付きました。日本語を母語とする私たちからすると、自然に聞こえるか否かで判断する事が出来ますが、日本語を外国語として学ぶ人からしたら大変難しいのではないかと思います。

2.どうして茶色はブラウンなの?

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彼は初めて「茶色」という文字を目にした際に、「茶色=グリーン」だと思ったそうです。

彼は「茶」という漢字を見て抹茶や緑茶をイメージした為、お茶の色だから緑色を意味すると思ったのでしょう。お茶の実が茶色であることが由来だと判断した筆者は、ネットで茶の実の画像を検索し彼に見せて説明したところ、彼は納得していました。彼にこの質問をされるまでは考えもしませんでしたが、日本語を学ぶ側としたら少しややこしいかもしれませんね。

3.「私とあたし」の違いは何?

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英語においては至ってシンプルな一人称ですが、日本語では種類が多く、使い分けもとてもややこしいです。この質問を受けた筆者は返答にすごく苦戦したのを覚えています。日本人であれば誰しもが、ざっくりとしたニュアンスの違いや、自分への言及の仕方によりその人の醸し出す雰囲気がなんとなく異なる事を把握してはいるでしょう。

しかし、それを実際に説明するとなると非常に難しいと感じませんか。「のほうが落ち着いた感じで、あたしはちょっと自己主張が激しい…いや、でも絶対そうという訳では無い…」といったように、説明しようとすると余計に分からなくなるというトラップにはまってしまいます。日本語の一人称は線引きも難しく、特にと言って厳格な使い分けルールのようなものが存在する訳でも無いので、これを完璧に説明する事は容易ではありません。

4.「ババア」と「ばあば」どっちが悪い言葉だっけ?

彼はいつも、これら二つの単語を混乱してしまうようです。私が前者の言葉を教えた際に、おばあさんを「ババア」と呼ぶのは失礼だから気を付けるようにと一言添えました。そして、後者は子供たちがおばあちゃんに親しみを込めて呼ぶときに使う言葉である事を教えました。

彼は一生懸命これらの単語を覚えようとしているのですが、すごく似ている為どっちがどっちだかいつも分からなくなってしまうのです。日本語母語話者であれば直感的に判断できるものでも、日本語を外国語として学ぶ人は似ている単語を区別して覚える事に苦戦しています。

5.年下と年上もいる時は敬語?

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『年上の人と話すときは「敬語」を、年下の人と話すときには「ため口」で話す』と一見シンプルで使い分けが簡単に思える日本語における敬語とため口ですが、彼からこの質問を受けて返答に苦しみましたのでシェアしたいと思います。

複数の人と同時に話している際、先輩と後輩がどちらも居るときは敬語で話すのか、それともため口で話すのかという事を彼は疑問に感じたようです。

「自分よりも年上の人が輪の中に居るのだったら、とりあえず敬語を使うと思う。でも、明らかに年下の人に直接何か言ったり、聞いたりするときはタメ口になっているかな。」という返答がその時の筆者の精一杯のものでした。日本語の敬語の難しさは日常的な些細な所にも表れているという事に気付く体験となりました。

最後に…

いかがでしたか。日本語学習者の素朴な疑問によって、日本語の母語話者では気付く事すら出来ないような日本語の面白い側面が浮き彫りになる事が多々あります。彼らの疑問から、私たち日本人が学べる事が多いと日々実感させられます。

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