逆カルチャーショックという言葉、どんな意味だと思いますか?
※英語ではreverse culture shockと言うので日本語でもリバースカルチャーショックと呼ばれることもあります。
この逆カルチャーショックは海外留学あるあるとしてもよく挙げられるもので、とても興味深いコンセプトです。

逆カルチャーショックの意味を実例をあげながら説明していきます!
そもそもカルチャーショックって何だっけ?
もう既に知ってることと思いますが、念の為少しおさらいしておきます。(カルチャーショックなんて知ってるよ!という方はスキップ)
カルチャーショックとは自分の出身国とは異なる国の文化や環境に、強い違和感や心理的な衝撃を受ける事。
海外留学や海外移住の難点としてよく挙げられるのがこのカルチャーショックですよね。
至ってシンプルで理解しやすい概念だと思います。それでは、このカルチャーショックの逆はどのような意味となるのか見ていきましょう。
逆カルチャーショックとは
外国の文化にすっかりと馴染んでしまった事により、海外から日本へ帰国した時に逆に母国文化に違和感を感じ、心理的衝撃を受ける事を意味します。
例えば、アメリカに3年間住んでいてたった今帰国したA子さんがこんなことを言ったとします。

日本へ帰国したら「日本」に違和感を抱く自分がいる。
日本社会はどこか居心地が悪くてショックを受けることが多いし、アメリカの環境と文化の方が自分に合っているのかも…。
外国から日本に帰ってきてこんな風に感じている場合、逆カルチャーショックに苦しんでいると言えます。
異国文化にあまりにも慣れ親しんでしまった為に、自分が生まれ育った母国の文化にカルチャーショックを受けてしまうというなんとも皮肉な現象。

海外かぶれと言われてしまうのもこのせいなのかもしれないね。
外国で過ごした時間が長いほど、逆カルチャーショックを受けやすいと考えられているものの、留学先でカルチャーショックを経験する人としない人がいるのと同じで、個人差が大きい問題。
それなので海外で幼少期を過ごした帰国子女でも、日本人らしく振る舞って日本社会に溶け込んでいる人もいれば、日本に全然馴染めないという帰国子女もいるわけです。
どの文化が自分に合ってるかなんて結局は個人の性格と好みに大きく左右されるので、逆カルチャーショックを経験するかどうかは人によります。
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逆カルチャーショックの例
逆カルチャーショックを経験すると日本文化にショックを受けるので、日本の文化のアレコレにこんな思いを抱きます。
- 日本人は曖昧を好むから何が言いたいのか分からない。
- 敬語での会話はぎこちなくて嫌いだ。
- 丁寧でマニュアル通りな日本の接客に違和感を感じる。
- 細かな社会的ルールが理解できない。
自分が滞在していた外国の良い所を日本の悪い所と比べてしまうので、特に日本文化の嫌な部分が目についてしまってる可能性も十分にあるでしょう。
おわりに…
自分が生まれ育った国の文化にカルチャーショックを抱くなんて変だと思った人もいると思います。
海外かぶれしている日本人の多くがこの逆カルチャーショックを経験しているかな?と思うと海外かぶれと逆カルチャーショックの線引きは難しいです。
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