白人コンプレックスとは??
白人コンプレックスとは、非白人国出身の人が白人の容姿やライフスタイルに異常な憧れを抱く事を指します。
ここで注目しておきたいポイントは、白人コンプレックスを抱いていると非白人である自分自身の容姿に対しての劣等感を引き起こすという事です。
無意識のうちに白人コンプレックスを抱え、白人とアジア人である自分の容姿を比べて劣等感を感じてしまっている可能性があります。
そう言われてもあまりピンと来ないと思うので、私たちが密かに白人コンプレックスを抱えているという証拠を、身の回りの事例において証明していきたいと思います。
目次
白人コンプレックスの事例
①「外国人風メイクで憧れのハーフ顔に」

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ネットや雑誌等で当たり前のように見かけるハーフ顔メイクや外国人風メイクですが、これはハーフの人や白人が美しいという考えを前提としたものです。
ちなみにハーフ顔メイクとは、シェーディングやノーズシャドウを用いて彫を深く見せたり、眉毛を太く濃く書いたりする事によって、日本人顔を少しでも白人の顔に近づけようとするメイクの事を一般的に指します。
私たち日本人は、外国人風メイクに親しみすぎている為かそのおかしさに気が付く事が出来ません。
ですが、日本人である自分の顔を外国人の顔に近づける為のメイクという概念を深く考えてみると、ふとおかしいなと感じます。
もし仮に、アメリカ人女性が「日本人顔メイク」とうたって、目を細く見せたり、黄色味の肌に見せるというメイクをしていたらどう感じますか。「外国人メイク」もやっている事は同じだと私は思います。
②「外国人風ヘアスタイル」

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最近の美容雑誌や美容院で、外国人風カラーやパーマが宣伝されているのをよく見かけます。
これも外国人メイクと全く同じで、髪型を含めた外国人の容姿を美しいと考える故に流行っているヘアスタイルなのではないかと思います。
海外で、「アジア人風ヘアスタイル」とか「日本人風ヘアカラー」といった名称は聞いたことがありません。日本での白人コンプレックスの異常さを実感させられる事例と言えるでしょう。
③「日本人離れした体型」という誉め言葉
ファッションブランドの宣伝広告に外国人が起用されている事をはじめとして、基本的に外国人のスタイルに日本人は憧れを抱いています。
そして、日本において「日本人離れのスタイル」という言葉が誉め言葉として使われている事に注目して下さい。
この言葉の意味をよく考えてみると、ショックを受けると思います。まるで日本人らしい体型をしている事が悪いことであるかのようです。
この誉め言葉によって日本人の抱える白人コンプレックスが顕著に表されていると感じます。
日本人が白人コンプレックスを抱える原因
日本人の多くが密かに白人コンプレックスを抱えているという事が分かったところで、少しその原因についても探ってみましょう。
私は、日本人が抱える白人コンプレックスはある一種の洗脳だと考えています。
例えば、ファッションや化粧品のモデルとして白人が多く起用されていくうちに、「鼻が高い=美」を始めとする美容概念が私たちの頭に定着したと言えます。
しかし、これは日本だけに言えることではなく世界中どこの国でも変わった美容概念が存在しています。例えば、「首が長い=美」や「唇が大きい=美」という美容概念が存在する国があります。
日本での美容概念のひとつがたまたま「白人の特徴=美しい」であるのかもしれません。
海外の反応
日本ではたくさんの人に周知されている白人コンプレックスですが、白人は意外にもこの白人コンプレックスの存在を知りません。
日本に来るまで、白人の容姿に憧れている人がいる事すら知らなかった外国人がたくさんいるのです。
日本人から、高い鼻や小さい顔を褒められて嫌な気分をしている人もいます。日本人は外国人の高い鼻を羨ましく思っているかもしれませんが、外国人からするとむしろ日本人の小さな鼻を羨ましく思っている場合もあります。
私たちの考える「美しい容姿」は、外国人の考えと一致するとは限りません。そして、白人は彼ら自身の容姿が他の人よりも優れているとは思っていないでしょう。
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