英語では表現する事が出来ない日本語10選。~後半~

英語では表現する事が出来ない日本語10選。~前編~に引き続き、こちらの記事は後半です。英語には存在しない日本語を、こちらの記事において新たに5つ紹介したいと思います。前半の記事でも述べたように、次の3つの特徴に基づいて、私はこの日本語表現は英語に存在しない・英語では表現できないと判断しています。

  1. 訳す事は出来ても、英語では使われない・自然に聞こえない
  2. 英語で説明しようとすると長くなってしまう
  3. 使われるシチュエーションによって、英語ではたくさんの訳し方が存在する

6.飲み会

 

 

帰国子女や日本に住んでいる外国人が英語で会話をしているのにも関わらず、「飲み会」という日本語を使っているのを何度か耳にしたことがあります。「I went to this 飲み会 and I drunk too much.」というようにごく自然に英語の中に日本語を混ぜていました。

▶英語に「飲み会」が存在しないの?と思うと思います。まず、日本語でいう飲み会とは、会社の人や学校の人と飲みに出かける事を指すと思います。この、日本語での「飲み会」にぴったりと当てはまる英語が意外と存在しないのです。

drinking party」と意訳する事は可能ですが、パーティーと飲み会ではかなりニュアンスが異なってしまいます。日本語と同じ感覚でdrinking party と言う事はないですし、それにぴったり該当する英単語は存在しないと私は思います。英語では飲みに行ったという事を名詞ではなく「go out for a drink」を用いて表現する方が自然に聞こえると思います。

7.用事

人からのお誘いを断る際に「その日は用事があるので行けません」と用いられるこの用事です。その日に何をするか等の詳細をわざわざ明かす事なく、誘いを断ることが日本語では可能です。これがとても便利だと賞賛している外国人もいます。

▶英語でも誘いを断る際に、「Oh, I have another plan that day.」「I have to do that thing」と言う事は可能です。ここでプランと言えば、確かに詳細を明かさずに誘いを断る事はできます。しかし、「この日に用事がある」と言われると納得いきますが、プランと言われると何なのか気になってきてしまう、そんな気が不思議とします。あまりこの決まり文句で誘いを断るのが英語では主流ではなく、具体的な事を述べないと怪しいと思われることもあります。例えば「I have to visit my grandparents this weekend.」の様に、具体的に何かを伝える方が自然ですし、コミュニケーションが円滑に進むかと私は思います。

8.宜しくお願いします

日本語では頻繁に使われるこの表現の翻訳の難しさを実感している人は多いかと思います

▶「宜しくお願いします」という表現は様々なシチュエーションにおいて使われ、その場その場において指し示す意味が異なる為、一つの英訳を当てる事が出来ません。

日本語を学ぶ外国人は、「宜しくお願いします」を「Please be kind to me」や「Please take care of me」として習うようです。しかし、英語でこれらを言うとすごく不自然に聞こえますし、こんなことを言う人はいません。外国人はこの日本語の意味合いと使いかたを学ぶのに苦労しています。

9.もったいない

ケニア人女性のワンガリ・マータイさんが、日本語の「もったいない」に感激を受け、スピーチを行った事を知っていますか。海外にはなかった日本の「もったいない」精神を彼女は賞賛し、海外に広めたのです。

▶「もったいない」はどう英語で表現したら良いのでしょうか。「it’s such a waste」が一番しっくりくると私は思います。ですが、この表現は日本語の「もったいない」様にすべてのシチュエーションにおいて使えるわけではありません。例えば、「もったいないから全部食べちゃって」を英語でいう際に、「It’s such a waste」と言うとすごく不自然です。代わりに、「It’s not good to throw away food so eat it」と言うことはできます。シチュエーションごとに違う言い方が必要です。

10.先輩ー後輩

この日本語はアニメの影響により外国人に割とよく知られています。それに該当する語が英語に存在しない為、日本語に少し詳しかったり、日本のアニメをよく見たりする人であれば「先輩、後輩」とそのまま日本語が使われています。帰国子女等も、このようなタイプの日本語をそのまま英語の会話に混ぜて「I have this 先輩 at my workplace, and he is so cool.」と言ったりするのを耳にする事があります。

▶まず海外では、日本と違って年齢差を意識する事がありません。日本語のように洗礼された敬語システムも存在しない言語がほとんどです。それなので、年上の人をまとめて「先輩」、年下の人を「後輩」と一括りにして呼ぶことがありません。学校での先輩も後輩も、ただの友達です。「先輩・後輩」を英語で説明する事は出来ても、英語での会話において実際に使う事は不可能だと私は思います。なぜなら、その人が年上だろうが、年下だろうが関係ないからです。同僚であれば同僚、同じ学校の人であればそれまでです。

まとめ

いかがだったでしょうか。二記事において、英語では表現する事の出来ないユニークな日本語表現を10つ紹介しました。

私自身も、英語を学習している際に「〇〇って英語でなんて言うのだろう。」という疑問を常に抱えていました。いつからか、日本語に存在する表現が英語にも存在するとは限らないという事に気が付きました。それ以来、英語を使う際に英語でものを考えるように努力しました。

英語を勉強する際・英語を使う際に一番やってはいけない事は、むりやり日本語を英語に訳そうとする事だと私は思います。日本語にしか存在しない表現がある事は仕方のないことですし、日本語を英語にそのまま移してしまうと自然な英語になりません。日本語から直訳するだけでは、文法的には正しくてもニュアンスや意味合いが伝わりにくい場合が多いです。この日本語をどう訳すかではなく、英語だったらどういう風に言うか・どのような表現が自然かを考えてみましょう。

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