国際恋愛と言語は切っても切れない関係にあります。異なる国で生まれ育ったふたりであれば、多くの場合母国語が異なるからです。「恋人とどの言語でコミュニケーションを取るのか」に対する答えは3パターンあり、どのパターンも同じくらい一般的なのではないかと思います。
- 自分の母国語を使う
- 相手の母国語を使う
- 第3の言語を使う
そんな国際恋愛をしているカップルならではのあるあるだと私が考える、カップル間の2言語を混ぜた独特な会話について語ります。
目次
2言語が混ざり合う独特の会話って?
私たちカップルは、英語でコミュニケーションを図っています。真剣な話をしたり、話し合ったりする際は英語のみでの会話になるのですが、日常的なゆる〜い会話では英語と日本語を混ぜた変な会話が繰り広げられることがあります。
そう言っても分かりにくいと思うので、私たちの会話の一部をご覧ください。

Oh sh**, I forgot to do this again. But it’s so 面倒くさい.

Yeah I know right? By the way, do you know where my phone is?

yeah, ここ!

ありがと〜
私たちの日常会話は日本語と英語がごちゃ混ぜになって繰り広げられています。変だというのは分かってても、ついやってしまうのです。
「こんなに言語がごちゃ混ぜになった会話をしているのは私たちだけなのかな〜」なんて思っていた矢先、国際カップルがレストランで繰り広げていたこんな会話が聞こえてきたのです。

ここ、ここ!can you go grab the baby chair ?

Yeah sure.
私たち以外の国際カップルも2言語を混ぜて日常会話をしているんだという事に気がつきました。そこで、なぜ国際カップルの会話は英語と日本語のミックスになってしまうのか、私が考えついた理由を3つ紹介したいと思います。
①パートナーが新たな日本語を学んでくる
私たちは日本に住んでいるので、彼が自然と新たな日本語を学ぶ機会がたくさんあります。そして彼はそれを面白がるので、新しい単語を学んでは使おうとしてきます。せっかく彼が新しい日本語を覚えたのだから、私も彼に使ってあげようという気持ちになります。
このような形で、新たな日本語の単語が私たちが日常会話で使うボキャブラリーに加わっていくのです。
本当にどこで覚えてきたのか疑問過ぎるのですが、彼がいきなり、「ジロジロ見る」と言ってきた時にはつい微笑んでしまいました。
2.一度定着すると英語にもどせない
例えば、彼が「新しい」という単語を学んで使ってきたとします。そして①で説明したように、私もその単語を彼と一緒に使うようになります。そして、それを何回か繰り返していると「新しい」という単語が私たちの会話で定着してしまうのです。
一度定着すると、敢えて英単語を遣わず日本語バージョンをお互い使い始め、よりその定着度は深まっていきます。このような連鎖で、日本語の単語が会話で使われるようになります。ですが、全てを日本語で行う事は不可能です、その為、英語と日本語が混ざった会話になってしまうのです。
私たちが英語では無く日本語でつい言ってしまう単語にはこんなものがあります。セレクションを改めて見てみると、本当に謎ですね(笑)
- ヤバイ
- 怖い
- すごい
- 美味しい
3.日本語でしか表現できないものがある
これが2言語が混ざりあった会話になってしまう一番の原因だと私は考えます。異なる言語の間では直訳できない意味合いを持った言葉がたくさん存在します。
例えば、日本語の「面倒くさい」という単語をは英語に存在しません。同じニュアンスを英語でも文で伝える事は出来ますが、やっぱり日本語の「面倒くさい」は便利です。彼が「面倒くさい」の意味を習った際には、こんな便利な単語があるのか!と感激していました。それから、私たちは「面倒くさい」と思った際には日本語で表現しています。
日本語でこれ以上にないぴったりな表現が存在するのに、それをわざわざ英語で表現する必要性を感じなくなりました。
関連記事>>英語では表現する事が出来ない日本語10選。~前編~
まとめ
日本語にはぴったりの言葉が存在するけれど、英語ではなんだかしっくり来ないな〜という場面が多く、つい妥協して日本語を使ってしまう時が多い気がします。
街中で国際カップルを見かけた際には耳を澄ましてみて下さい。高確率で2言語を混ぜて会話をしているカップルに遭遇するのではないかな〜と思います。
関連記事>>国際恋愛あるある10選《前編》