なぜ「空気を読む事」が日本では重要とされているのか。

「空気を読む」

この考え方は日本社会に深く根付いており、実は日本特有のものです。

海外には存在せず、その概念が日常生活において使われることはありません。

ちなみにグーグルで、read the air (空気を読む)と検索すると必ず日本関連の記事がヒットします。

空気を読む文化は、私達が思う以上に日本と深く関係しているようです。

 

日本では、日常会話において常に空気を読むことを期待されています。「暗黙の了解ルール」のひとつと言えます。

要するに、周りを見て何をするべき・言うべきなのか考えて行動しなさいというものです。

場違いな事を言うと、空気が読めない人というレッテルを貼られ、ネガティブに捉えられてしまいます。

 

なぜ日本ではこれほどまでに空気を読むという事が重視されているのでしょうか。

 

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1. 物事を遠回しに言う事を好む

海外では日本と比べ物事をストレートに述べる事を好みます。

  • 海外 = 物事をダイレクト且つストレートに伝える
  • 日本 = 物事を曖昧且つ遠回しに伝える

日本人は特に、何かネガティブな事を相手に伝える時、より遠回し・曖昧に物事を伝える傾向にあります。

その為、聞き手側は相手が何を伝えたいのか察する必要があります。これが空気を読むという事なのではないでしょうか。

相手は曖昧に意思表示をしてくる為に自分で相手の言いたいことを考え出し、それに沿って行動をとる必要が出てくるのです。

 

2.  丁寧な表現を好む

考え方だけではなく、言語そのものも関係していると私は思います。

丁寧な表現を使って話そうとする時に、少し回りくどくなってしまっていると思う事ありませんか?

例えば「こちらのアンケートをご記入いただきたいのですが、少しお時間あったりしますか。」という表現は確かに丁寧に話そうとしている努力は見えますが、少し回りくどく聞こえます。

基本的に、丁寧な表現は長く・遠回しな表現になる傾向にあります。日本語では、敬語が重要視され丁寧な言葉遣い・表現方法が好まれている為、この回りくどさがより多言語に比べて顕著に表れているのかもしれません。

 

3.言わなくても分かるだろう精神

例えば沢山の国・文化から来た人が暮らしているニューヨークでは、皆基本的な考え方や一般常識が全く異なるため、一から自分の言いたいことを説明しなければ相手に分かってもらえないのです。

それとは反対に日本は単一民族国家であり、日常でコミュニケーションをとる相手がほぼ日本人です。そうなると、「言わなくてもわかるだろう」といったシチュエーションが増えてくるわけです。

一般的な考え方・常識が同じである為、すべてを言わなくても皆が理解してくれるだろうと思ってしまいがちです。その為に、空気をよむ必要性が生まれるのでしょう。

国際恋愛において「言わなくても分かるだろう」は通用しない。という過去の記事でも、似たコンセプトを、国際恋愛にスポットを当てて紹介しています。

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まとめ

日本では空気が読めないとダメ人間だとレッテルを張られがちですが、それは世界共通なことではありません。私なりに、なぜ空気を読むことが重要視されているかについて3つの理由を挙げてみました。すべてを説明せずとも相手に伝わというのは確かに楽ですが、グローバル化が進みつつある今、そこまで空気を読める事を重要視しなくても良いかなと私は思います。

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